「Android 5.0」、2012年第2四半期に公開か [Android]
4.0が普及していないのに次の話が出てきた。
4.0も登場前には散々騒がれたが、現在になっても普及してきたとは言い難い。新機種への搭載もあまりないし、2.x系のAndroid搭載スマートフォンのバージョンアップも進んでいない。
Androidの場合、OSにメーカーがカスタマイズを加えて搭載することになるのだが、千差万別の規格で作られた端末に合わせてカスタマイズするというのは大変なことだろう。
ましてや、バージョンアップとなるとメーカーとしては過去の製品に対してと言うことになり、利益に直接結びつかないというか全くの持ち出しになってしまうので進まないのもわかる。ユーザーにはバージョンアップによってそれなりのメリットがもたらされるだろうが、メーカーにとっては顧客の信頼を勝ち取ると言うことはあっても、直接利益をもたらすものでは無いからだ。
バージョンアップしたらしたで、こんどはアプリとの互換性の問題などが降りかかってくる。できればバージョンアップなどしたくないというのが本音ではないだろうか。アプリはAndroidでは、ほとんど制約がないのでOSが変わったことによって発生する不具合も予想がつかないだろう。
かくして、Androidの世界は益々混沌としたものとなっている。
Windows8搭載PCにAndroidを搭載するという話もあるようだが、どのような形態になるのだろうか。PC用のOSとしては、ChromeOSがあるのだが、こちらは完全に失敗と言えるだろう。
仮に、Windows8上のVMでAndroidが動作すると言うことになったらどうなるのだろう。VMならば、どのPC上でも、仮想的OSからはほとんど同一のハードウェアと認識される。そうすると、Androidの方では、機種ごとにカスタマイズする必要が無くなる。そうなれば、PC上で新しいAndroidOSがすぐに稼働させられるようになる。
AndroidOSがPC上で稼働できれば、それは、AndroidアプリがPC上で使えると言うことを意味する。Metroインターフェースで動くアプリが少ない中、これが実現すればWindows8のMetroインターフェース上でAndroidアプリが使えることになり利用できるアプリが飛躍的に増えることになる。Windows8のARM版では、Metroインターフェースしか使えないと言うことを考えるとAndroidOSはWindows8のライバルであり、かつ強力な援軍になる可能性もある。こうなってくるとWindowsからすると「軒を貸して母屋を取られる」ということにもなりかねないのだが。
さて、どうなるか・・・
コメント 0