オンライン講習会

asahi.com（朝日新聞社）：国の電子申請、システムの２割廃止へ　１４億円を削減 - 社会

今、全国でオンライン講習会が行われているのをご存じだろうか。これには住基カードが必要なのだが、先日、私も市役所へ取りに行った。待ち時間無しで20分ほどで発行は完了した。カウンターにはオンライン講習のポスターが貼ってあったが、特に窓口での説明はなかった。5万人対象と言うことだが、果たしてどのぐらいの利用があるだろう。

多額の税金を使って構築されたシステムの利用率を少しでも上げようという試みなのだろう。

講習の内容は、e-TAX（電子申告）とe-GOV（電子申請）があり、共通項目として、ICカードリーダーのインストールなども含まれている。

実際やってみてどうかと言えば、結構ハードルは高い。パソコンに詳しくない人がやろうと思っても自力では、無理だろう。ややこしすぎる。ことに、e-GOVでは、WindowsXPの場合はよいのだが、Vista や ７ では、クライアントソフト（JAVAで作成されている）のインストールがなかなかできない。動作確認は、ろくにやっていないように感じられる。

使いやすくて便利な物は、何もしなくてもネットで急速に普及するが、そうでない物は見向きもされない。e-TAXは、税額控除があるのでまだしも、e-GOV については、今の状態では、なかなか利用率は上がらないだろう。