「安くなる」につられるな

よく電話で勧誘があるのが、電話料金が安くなる、インターネットの料金が安くなるという話。うっかり乗ると予想外の出来事に遭遇することがある。

電話料金が安くなるという話は、NTTから他の通信会社に切り替えるというもの。インターネットもセットで安くなると言う触れ込みだが、ISDNから訳もわからずアナログに変更されてしまう例もある。当然のことながらインターネットの速度は落ちるし接続を変えなければいけない。

最近、ADSLの契約が減少しているので、顧客を獲得すべく料金を安くして乗り換えさせるという案内。

地デジ切り替えをひかえて、ケーブルテレビとセットでインターネットの回線も変えさせる例。

これらは、料金が安くなることだけを話して、インターネットの環境が変わると言うことを案内しない場合がある。だいたい契約させられてしまうのは、インターネットやパソコンに詳しくない人だ。先日も、ケーブルテレビの一番安いプランに契約してしまい、結果として速度が極端に遅くなり(下り128kbps)WEBページが表示できないという人がいた。 いくら安いと言ってもメールだけなら問題無いが、ナローバンドでは今時のWEBが快適に表示できるわけもなく、ゲーム機でのソフトのダウンロードもできないといった状況になってしまう。よくよく、考えた方がよい。

こういった勧誘の電話は、代理店からのもので契約を取ってなんぼのものなので利用者のことなど考えてはいないのだ。